勝どきに架かる新しい橋・環状2号線延伸の景色

先日、勝どきの環状2号線延伸工事の一環で、 浜離宮から勝どきに向かう橋の橋梁が先日架けられました。当日は用事があったため、大クレーンが橋梁を掛ける様子を見ることは叶いませんでしたが、幸運にも橋が架かる数日前に同じ場所を写真に収めていましたので、この記事ではその紹介をしようと思います。

 

勝どきに架かる新・隅田川一番橋

勝どきに架かった新・隅田川一番橋

 

隅田川には現在(新しい橋を除けば)26の橋が掛かっており、その最南端に位置していたのが「勝どき橋」です。この橋は昔は国内最大の可動部を持つ橋として海運と陸運を両立させた橋として重要文化財にも指定されていますが、現在は交通網の発展により海運においてはその役目を終え「開かずの橋」となっています。

勝どき橋の昼と夜

勝どき橋の昼と夜

 

今回は27番目の橋としてそこから更に南側に橋が架かったわけで「汐留」と「勝どき」を結ぶ東京オリンピックへ向けた都市開発の重要な基幹になるのは想像に難くないでしょう。中央区の提唱するLRT(高速バス輸送システム)もこの橋を使うのではないかと言われています。

交通網として実際にこの橋が利用されるのは、来年の話になるようですが、こうして昨日まで見ていた景色が静かに、しかし確実に変貌を遂げ、やがてはそこに住まう人々の生活を変えていくというのはこの街に住んでいて日々感じるダイナミズムでもあります。

勝どき橋からの景色。確実な変遷を感じます。

勝どき橋からの景色。確実な変遷を感じます。

と同時に、個人的には昔アニメで某氏が言っていた台詞が思い返されます。

「俺たちがこうして話してるこの場所だって、ちょっと前までは海だったんだぜ。それが数年後には、目の前のこの海に巨大な街がうまれる。でもそれだってあっという間に、一文の値打ちもない過去になるに決まってるんだ。たちのわるい冗談につきあってるようなもんさ」

本当に。こういう場面を目の当たりすると、将来への希望・未来みたいなものを期待する感情がある反面、自分の過ごしてきた大切(だったはずの)少年時代の景色が記憶にしか残っていない事も含めてちょっと感傷的な気分になったり。
こうして写真に残さないと、以前の景色すら覚えていない。そういう事が大人になってから増えたなあって思います。

変遷を遂げるこの街の景色をこのサイトに残すことが、せめて筆者が出来ることなのかなとこの記事を書きながら改めて思いました。